夫の育休、ほろにが回想録

夫の育休、ほろにが回想録

夫の育休を妻目線で振り返りました。15分読み切り型です。

夫の育休誤算5 二人目だから、大丈夫

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(新生児が暇そうで心配なタロウ氏)


二人目だから大丈夫、
未知の生き物を預けるわけじゃない。

発達の過程も、手の抜きどころも、
ある程度勘所は押さえてるから大丈夫。

タロウにうまく教えられるし、
タロウが迷えばサポートできる。


夫育休取得にあたり
二人目であることは私にとって安心材料でした。


事実、
離乳食の進め方なんかは
一人目のときのようには気負いすぎず、
うまく力を抜きながら取り組めましたし、
ツボを押さえて夫にお願いできたかなぁーと。


ちょっとした発達の遅れも、
夫に育児を任せてるからかな、なんて
無意味な不安を抱くこともなく。

多少の誤差はあるよなー、と軽く構えられました。



それでもやっぱり、
一人目を育てながらいつのまにか根差していた
「赤ちゃんてこんなもんだ」という思い込みが邪魔したこともあったなぁーと、今思います。



ねんねトレーニングしかり
抱っこの頻度しかり
泣き声しかり(これに苦しんだのは夫ですが)



イチロとナツコ、
どっちが育てやすいという話でなく、

一人目の経験則にしばられて、
こうすれば泣き止むはずなのに
こうすれば眠るはずなのに、
なんでやー!
となることはよくありました。(今も)



また日中育児に悩む夫に対しても、
「イチロのときは⚫⚫すれば機嫌よくなったから
ナツコだって同じことすればうまくいくハズだよ!」とか

根拠の薄い助言にならない助言をしたこともありましたし、
うまくいかずにストレスを抱える夫にたいして
「(器用なハズなのに)なんでできないんだろう!?」
と、もどかしく思うこともありました。



でも冷静に考えてみれば
私の子育て経験値なんて、n数たったの1だったんですよね。。


子供の個性
親が置かれた状況や精神状態、
親との相性、生まれた季節、などなど
子育てには色んな不確定要素が満載なんですよね。


n数1程度の実績なのに、
まるで子育て全てに通用するかのように自分のノウハウをタロウに押し付けるべきではありませんでした。



これは今後の子育てにあたっても、
しっかり心に留めておかないといけないなぁと思ってます。


当たり前なのに忘れがちで、
上の子経験則に限らず有名人の育児本とか、
我が子を⚫⚫教育法で育てて成功した!
という記事や本に目移りしたり、

よそのお家の「うちは⚫⚫したら夜はすぐ寝てくれますよー♪」という無邪気な発言に
「なんでうちの子は同じことしても眠れないのかしら私が何かいけないのかしら」
とクヨクヨしてしまう私ではありますが、

所詮はどこのお家も被験者(にあたる子供の)数1~2、多くても5くらいで、
被験者がおかれる環境も完全一致し得ないので、
なんでも話半分に受け止めねばなーと。


自分に都合のいいとこだけつまみ食い的に聞いとくくらいのもんかなぁーと。


「それってn数いくつの話?」という大学時代の優秀な友人の言葉を脳内で響かせながら、
客観性といい意味での冷静さを失なわずに二人の子供と向き合っていけたらいいなぁと思っています。



そしてこのブログを読んでくださる方も
これはあくまで我が家の一例であり、
我が家なりの諸事情が重なった結果であり、
夫の育休全般がこういうもんだーとは思わないで頂けたらなぁーと思います。


読んでくださる方がいれば嬉しい反面、
話半分程度の軽い気持ちで受け止めて頂く位がちょうどいいのかなぁという勝手な思いを抱いています。

誤算は残りあと1つです。