夫の育休気付き2 耳栓育児も悪くない(要夫婦間合意!)
(泣き声にやられて瀕死のタロウ氏)
泣き声が つらくなったら すぐ耳栓。
初めてパパに子守り留守番頼むとき、
どうにも子供が泣き止まず、あわや手を出しそうな自分に気付いたとき、
「耳栓育児」、考えて頂けないでしょうか。
夫タロウ氏は下の子ナツコの泣き声がどうしても耳に合わなくて
育休中、それはもう辛い思いをしてました。
上の子イチロが何時間泣いても
一切動じなかったタロウ氏が、
下の子ナツコの泣き声には数十分も耐えられず。
育休で子育てへの責任感が芽生えたからかなぁと思っていたけれど、
本人曰くそういうわけではないらしく。
とにかく泣き声の音波が脳内出血を起こしそうなほど甲高くて耐えられないとのこと。
タロウとナツコのケースに限らず、特定の子供の泣き声がどうしても耳に合わない時ってきっと他の家庭でもあるんじゃないかと思うんです。
(私の周りにはチラホラいます)
そういう家ではぜひ耳栓使ってみてほしいです!
パートナーが辛そうだったらママ(かパパ、辛くない方)から提案してみてほしいです。
そう言う私は夫の育休期間中、
全くそこに思い至らず、泣き声に苛立つ夫にオロオロヒヤヒヤするばかりのダメ妻でした。
めったなことでは動じない夫が、
イチロが2時間ぶっ続けで泣いても涼しい顔してたタロウ氏が、どうしてナツコの泣き声にこんなに苛々するのか、わからなかったし怖かった。
良く知る人が突然豹変したような、戸惑いと恐怖。
(留守番中に泣きわめく我が子を誤って殺してしまった父親、のニュースをみて「その気持ちがわからなくもない」と呟かれる恐怖。。。)
私はただオロオロして、
私がいないうちにタロウがキレたらどうしよう、
理性を失ったらどうしよう、
と不安を募らせるばかりでした。
夫としても「耳栓ほしい」と思いつつ、
育児逃避のような後ろめたさがあり一歩踏み出せなかったようで、結局我が家で耳栓育児が実行にうつされたのは夫の育休明けでした。
自分の夫(か妻)はそんな風になるわけない、とは思わないでほしいです。
また泣き声を苦痛に思うこと自体を責めないでほしいです。
苦痛に思う人も親失格だとか自己嫌悪にならないでほしいです。
その時にならないと、うまれてみないと、泣き声に直面しないと本人にすらわからないと思います。
性格の善し悪し、愛情の多寡、関係なしです。
モスキート音が聞こえる人と聞こえない人がいるように、耳の聞こえ方だって人それぞれなはずです。
泣き声が耐えられないとこぼすパートナーには、
自分には聞き取れない何か別の音波が聞こえているのかもしれないです。
泣き声が嫌だ=目の前の子供が憎い、というわけではない(んだそう)です。
「別室にいったん逃げる」というのはよく聞くアイデアではあるけれど、
一時的だし、逃げたところで戻ればさらに大音量で泣きわめく子供が待ってるだけで逆効果の感もあり、結局それが怖くてできないことも多々。
あと我が家のように赤ちゃん以外の小さい子(兄弟)が一緒にいるとそっちのケアもあり、
一人別室にこもるのは案外難しいかと。。
「外にいく」案も、夜になったり雨だったり寒かったり暑かったりすると難しいし。。
もし身近な人が辛そうだったら、ぜひ耳栓を提案してあげてほしいです。
(イヤホン大音量・高性能耳栓は安全管理上危ないので、外の音がそこそこ聞こえる安物の耳栓をお勧めします。)
一見育児から目を背けてる無慈悲な人間のようだけど、それで子供に優しくなれるなら、
冷静に接せるならそれでいいんじゃないかなあと。
耳栓を、拒絶ではなく、受容のための第一歩だと考えられないかなぁと。
特に乳児期は言葉も通じないオモチャもおかしもテレビも通じない、
無敵のおっぱいがないパパたちにはただでさえとんでもなくツライ時期だと思います。
賛否あるとは思いますが、自ら耳栓つけたりイヤホンつけてるパパ(かママ)がいても、できたら責めないでほしいです。
視力同様、聴力もひとそれぞれ。
赤子の泣き声が辛い人が、聴力を調整する道具があってもいいんじゃないでしょうか。
まぶしいときにサングラスかけるような感じでサッと軽ーく使えたらなぁと。
夫曰く、耳栓育児開始以降、育児ストレスは激減したとのこと。
また私も、夫に子守り留守番任せることが前ほど不安じゃなくなって、外出のハードルが下がりました。
耳栓育児、見た目ほど悪くないと思います。
・・とここまで耳栓に寛容な妻風に書き上げて、
そろそろ予約投稿で発信される頃!というときに、
高熱でうなされる上の子イチロの隣で
耳栓をつけて安らかに眠りにつく夫タロウ氏を見て、
自分でも驚くほど腹が立ちました。苦笑
耳栓育児勧めようとしてる私が夫の耳栓に腹立てるなんて、ひどい自己矛盾だから予約投稿取り消そうと思いました。
でも少し頭を冷やした後、
使う場面をちゃんと合意してなかったのがいけなかったなと思い直しましたし、
真摯な気持ちで子供と向き合いたいけど泣き声が辛いという人たちには間違いなく耳栓育児は使えるはずだ、と思い直して、
『使用場面については要夫婦間合意!』という注意書き付で、耳栓育児をオススメさせて頂きます。
我が家の場合は泣きわめく子供を抱っこするなど、子供と向き合う道具として使うならOK、
ただの自分の快楽のためや、危険を伴う場合(↑のように苦しむ子供のSOSが聞こえなくなる場合)はNGてことにしたいと思います。。