夫の育休、ほろにが回想録

夫の育休、ほろにが回想録

夫の育休を妻目線で振り返りました。15分読み切り型です。

夫の育休番外編1 保育園女社会問題について

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(女社会への畏怖を示すタロウ氏、に限らぬ男性陣)

よくある保育園ネタ?である「保育園は女社会だから大変だ」というのに対し、2つの観点から物申したいです。



その1:保育園という職場は、「経験、知識、能力、ポジションが年齢に比例しない世界だから大変」だと考えます。


保育園に限らず「女社会だから大変」と揶揄される現場はだいたいそうだと思います。(薬局とかも)


所謂「女社会」が普通の職場って、産休育休寿退社(からの復帰)などなど様々な遍歴を辿った人たちが混在するのが普通です。


だから保育園なら
「職員が園長より年上」なんてのは当たり前にあるでしょうし、
「年齢だいぶ上だけどブランク長くて技量は初心者レベル」の方も一定程度いるわけで、

誰が悪いわけでもなく、
若手の先生たちは年上の先生の言うことを尊重しつつも「私の方が経験は上なのに」と思ったり、
ついつい見た目で判断して経験値ありそうな年上の先生を頼りがちの保護者に対してもどかしく思うこともあるだろうし、

ブランク明けの先生だって、「保育士としてはブランクあるけどその間自分の子育てで実務経験してた」という自負や「前の職場はこういうやり方だったのに」とか色々思う所はありつつ若手の先生や自分より若い上司(園長先生とか)への言葉をぐっと飲み込む場面もあると思うんです。


年功序列に慣れきってる日本のサラリーマンからしたら、例え男社会でも↑のような状況だったら「つらいわー」とか「気遣うのダルいわー」とか飲み会で散々愚痴ってそうだと私は思います。


保育士さんはそういう難しい職場環境で頑張っているということではないでしょうか。
(日本企業も人材が流動化したらこういう環境増えてくるであろうことを考えたら、ある種先進的な職場、とも言えると思います)



その2:「女社会」に対する男性の偏見が作ったおとぎ話ではないですか?

男社会の職場に入ったからこそ思います、
男性って「女の陰湿でおそろしい世界」みたいな話を酒のツマミにするのが好きだなぁーと。

キツめの叱責も皮肉も個人的な呼び出しも、
男性が男性に対してやるのは普通のことで、
女性が女性に対して同じことすると、いじめだのなんだの嬉々として騒ぐ人たちがいるなぁと。


私からみたら男性も(の方が?)噂話や他人の陰口自慢話、自分だけが知ってる秘密の話、大好きだなぁーと思うんですが。。


保育園のことだって、「年配の先生が若い先生いじめてるとこをみた」とかたまに聞きますけど
その「いじめてる」という表現がなんとも女性差別じゃないですか。


サラリーマンの職場だったら怒鳴られたりイヤミ言われたり呼び出されて叱られたり、あったとしても余程パワハラじゃない限り誰も騒ぎ立てたり飲み会のネタにしたりしないのに。。


確かに一定数、いかにも女性らしい理由で人をいじめる女性っていますし、女性だからこそ女性に厳しくなるということもあると思います。

でも男性にも一定程度そういう厄介な人っていますよね?
女性が女性に対して厳しくなる場面がある反面、女性だからこそ女性に対して寛容になれているところもあるんだと思うんです。


だから「女社会だから大変」とか短絡的な一言で片付けられるとモヤモヤします。
もっと違った着眼点から何が大変かをみてほしいです。

と熱く唱えつつ、


親としては、なにより、保育士さん達が子どもに愛を配ること、安全管理すること、に一番の力を注いで頂けるような社会になっていくといいなーと思います。


その為に、保育士さんたちの事務作業やらなんやら、↑以外の仕事の負担が少しでも軽くなるような、新しいビジネスができないだろうか、と妄想する日々です。



でもそれよりも何よりも、そんな勝手な妄想の前に日々の忘れ物をなくして保育士さんたちに変なご負担かけないようにしていきます。。!(再)