夫の育休、ほろにが回想録

夫の育休、ほろにが回想録

夫の育休を妻目線で振り返りました。15分読み切り型です。

夫の育休誤算1 母乳継続、なんとかなる

f:id:HU222:20190207220509j:plain
(華麗なシュートをきめるタロウ氏)

母乳神話に縛られていたつもりはなかったんです。

でも母乳がでないわけでもなし、
上の子イチロのときは9ヶ月まで母乳だったし、
きょうだい平等にするためにも下の子ナツコには、
せめて保育園入園まではできるだけ母乳をあげたいなと思ってました。


幸か不幸か会社に搾乳スペースがあることがわかり
「じゃ、搾乳しながら母乳継続してみるか」と。

それなりに本も読み、
搾乳や母乳保存のノウハウもある程度理解し、

母乳の栄養と解凍方法を夫に伝え、
念押しで冷蔵庫に紙も貼り。


日中夫の育児時間帯は、
一回だけ搾乳した母乳、その他は育児用ミルク、という運用で職場復帰。


でも結局、この母乳へのこだわりが自分の首をしめました。。


起床 → 朝ごはん×授乳 →
出勤 → 昼休み×搾乳 →
帰宅 → 授乳 → 夜ご飯×授乳 → 
睡眠×授乳 → 起床 →、、


眠れない。。
昼休みもゆっくりできない。。
誰ともまともに話せない。。



そんなこんなでそれでも頑張って続けたけれど、
夫の育休がもうすぐ終わる、3月の終わり頃、見てしまった。。



沸かしたての熱湯のなかに、
夫の手で当たり前のように華麗に投げ入れられた母乳パックを。。


「大事な成分が壊れるから、解凍するときは絶対母乳を熱湯に突っ込まないでね、ぬるま湯にしてね」

という自分の念押しが脳内でこだましました。。


熱湯のなかで崩壊していく母乳の栄養素と一緒に、
毎日の昼休みの孤独な時間が無意味なチリになって崩れていくような気がして泣きそうでした。


でも、最初の念押しを忘れるくらいタロウも大変だったのだろうと思うとなにも言えず。
(熱湯インが今回だけの特例か、常習か聞く勇気も出ず)

お腹がすいて泣きわめくナツコを前に、
お湯が冷めるまで待てなかったんだろう。


待てない日々が続くうちに、
熱湯にいれるのが当たり前になったんだろう。


まああれだ、日中は8割がたミルクだったし、
ナツコもすくすく育ってるし、いいだろう。と。




そういうわけで、個人的には、

シッターさんや保育園等のプロ以外(パパ、じじ、ばばなどに)に子供を預けての復職を考えているお母さんがいるならば、

母乳に拘ることはあまりオススメしないです。



保育園でも母乳受け入れしているところは数少ないことを考えると、プロでもなかなか対応難しいのかなぁと。

(保育園の場合は各家庭の事情に合わせるとキリがないという理由もあるだろうけれども)



往々にして、自分の想定と違う形で母乳が管理、使用されることがありえるわけで、

それで栄養素崩壊しちゃったり品質落ちちゃうくらいなら、ミルクの栄養を赤ちゃんに与える方がよっぽどいいと思うわけです。。




自分以外の誰かに赤ちゃんをお願いして仕事に出掛ける、というだけでも肩身が狭いのに、

相手が混乱するようなお願いごとはしない方がお互いのためだと、そうすべきだったと、今、反省しています。。